★リーダーは誰でしょう?★
多頭飼いをするにあたり、わんこ達の相性がどうかということが一番気になるポイントでしょう。イヌは本来群れを作る動物で、イヌには社会があり、お互いに上下関係をつけて生活するものだと聞きますが、もりくまファミリーの上下関係はどうなっているのでしょうか?4頭いるので、6パターンの関係を見ることができます。リーダーは誰でしょうか?
パスカル vs ポール
ポールはパスカルが2歳の時におとうとになりました。
それまで落ち着きがなくいつになったら…と思っていたパスカルは急にお兄ちゃんらしくなって、チビポールをそれは可愛がっていました。自分のオモチャをかたっぱしから並べて貸してやり、ちょっと鳴けばあわてて私に知らせに来たり、ご飯を横取りされても怒るどころか、次からは少しずつ残してやったりさえしていました。
兄ちゃんにさんざん甘やかされたポールは、オモチャを2つも3つも占領し、「兄ちゃんのものはオレのもの、オレのものはオレのもの」欲しいものはみんな自分が先にもらうといった横暴ぶり。
今でも変わらずポールが威張っていますが、たまにはパスカルの堪忍袋の緒が切れて、「ガゥッ」っと「指導」が入ることも。怖がりポールは散歩や留守番ではパスカルをとても頼りにしています。独りではビビリのポールですが、兄ちゃんが傍にいると途端にチャレンジャーになります。パスカルとポールが揃うと、先にチャレンジするのはポールの方なのです。
パスカルはもりくまから「ちょっとポールの面倒見ててね」と頼まれることたびたびです。おとうとも妹も増え、ポールばかりを甘やかしていられなくなってきたパスカル。つきっきりで世話を焼くことはもうなくなって、このごろはポールのお守りも「やぁだよっ」と断ることが多くなりました。
この組み合わせは、一緒に暮らしてきた中で、それぞれに居心地の良い関係を築いてきたようです。
パスカルとポール、どちらが「上」になっているのか、判定は難しいです。
▲ページトップ
ポール vs オードリー
ポール6歳のときオードリーがやってきました。
「オレ様」のポールにとって、物怖じしないオードリーは何かと気に障る存在のようです。「それはオレ様のオモチャ」「それはオレ様のオヤツ」「オレ様のパパ!」といちいち主張。一方オードリーはポールの順位の主張など全然意に介せず。好きなオモチャで遊び、オヤツはもれなくいただき、パパにもママにも遠慮なく甘えています。
イライラが募ったポールとの間でとっくみあいになることも。そうなると、体も大きいオードリーが強い。意気込んでもポールはなかなか勝てません。
始めのうち順位には関心がないようだったオードリーですが、だんだん、オードリーの方からしかけるようになってきました。部屋の出口で、オヤツをもらうとき、オモチャを選ぶとき、オードリーがポールにむかって「ワウワウ」。「ワタシが先よ」という主張を始めました。
ポールがタジタジになり、助けを求めてくるような場面では抱き上げてやり、ご飯の順番も先にポールに出すようにしています。飼い主としては、先住のポールを優先してやりたいのですが、イヌ同士の順位づけに介入しても、結局見てない場面でポールが負けているようです。
直接対決では負けてしまうポールですが、先住犬の強みを発揮する場面もあります。飼い主のすることはポールの方がずっとよく分かっていますから、オードリーの先回りをして動くことがよくあります。散歩に行きそうだとか、オヤツがもらえそうだ、という時には、いち早く飛んできてオードリーに先制しています。
オードリーが来てからポールはご飯を残さずに食べるようになりました。残しておくと、食べられてしまうのです!残りご飯は片付けてもまたくれるからと、甘くみられていたのでしょうか。目の前でオードリーにきれいさっぱり食べられてしまってポールは大ショック。以降、しっかり食べるようになりました。
気持ちで「上」になりたいポールと力で勝っているオードリー。オードリーの成長にしたがっていずれ決着がつくことでしょう。
ポールへのストレスが気になるところです。居心地の良い場所をしっかり確保してやり、彼なりの満足が得られるように気をつけてやりたいと考えています。
▲ページトップ
パスカル vs オードリー
オードリーはパスカルが8歳のときに妹になりました。
ポールが加わったときに比べると、パスカルはオードリーを可愛がったり、甘やかしたりということはほとんどありません。じゃれついたり、オモチャやご飯を横取りすることは許しません。ポールのようにまともにケンカをしかけることはなく、「ガゥ」と一声で叱ります。この一声だけで、オードリーはしょんぼり。それ以上駄々をこねることはありません。
トイレやハウスを教えているときには、パスカルが率先してお手本を見せてくれました。最初にハウスに入るのは子犬にとってはちょっと勇気がいるかもしれませんが、サッサと入ったパスカルがビスケットをもらうのを見て、オードリーもすぐに入るようになりました。
一見、あまり仲は良くないかのような2頭ですが、のんびりくつろいでいる時などによく見ていると、オードリーがそっとパスカルに触ったり、パスカルがオードリーの顔の臭いを嗅いでいます。こういうときには「ガゥ」はありません。
頼りになるお兄ちゃんが、やんちゃな妹を甘やかさないように面倒見ているという感じ。この組み合わせでは、はっきりと上下がついている様子がよく分かります。また、上下関係といっても、単に威張っているということではなく、上は威厳を保ちつつ下のことを気遣っているようです。
▲ページトップ
パスカル vs パウリ
パウリはパスカルが7歳のときにおとうとになりました。
パウリはものすごくパワフルな子犬で、パスカルは「なんだこの暴れん坊?!」といった顔で驚いていました。「ガゥ」といわれてもパウリは全然こたえてない様子。パスカルは早々に諦めて避難していました。
パウリが少し落ち着いて、ようやくパスカルの反応を気にするようになってきて、パウリはパスカルを怒らせないように気をつけつつ、ついて歩くようになりました。パスカルも気を取り直してパウリのしつけを開始。やっとパウリも「群れ」のメンバーに入れたようです。
大きさではパウリが随分大きいのですが、その大きいパウリがちょこちょこと歩幅をあわせてパスカルの後ろをついて歩く様子を見ていると、はっきりと上下がついているのがわかります。
▲ページトップ
ポール vs パウリ
ポール5歳のときパウリがおとうとになりました。
ポールにとって、初めて加わってきた子犬だったのですが、ポールの次に加えるにはパウリはあまりにパワフルすぎました。ポールが子犬とはどんなものか、ということを理解する間もなく、やられ放題。ご飯はあっという間に食べられてしまうし、吠えようが噛み付こうが、全然おかまいなく突進してくるし。反応するヒマもなく、バシバシと頭を叩かれて、ポールは完全に「嫌なヤツ」の烙印を押してしまいました。パウリが近寄ろうとするだけで、歯をみせて嫌がり、「拒絶」の主張。
また、パウリの散歩をもりくまが担当しているため、パパが何より大好きなポールにとっては、この点でもまさに「ライバル」。もりくまがパウリの世話をするたびに、キャンキャンと大声で主張するようになってしまいました。
ポールの必死の主張で、パウリも「ポールにいちゃんは近寄られるのが嫌いなんだ」ということが分かったらしく、ポールをそっとしておくようになりました。パウリのちょっかいがなくなり、ポールはやっといちいち歯を見せるのはやめたようです。
▲ページトップ
パウリ vs オードリー
パウリ1歳のときオードリーが妹になりました。
パウリはオードリーが加わったことを最初からとても喜びました。兄ちゃん達とは違い、思いっきりじゃれついて遊べる相手ができて、一番うれしそうでした。
オードリーの方も、すぐにパウリにはじゃれていいのだということを理解し、この2頭は大の仲良しになりました。
お互いかなりパワフルなので、じゃれだすとすごいのですが、よく見ていると、パウリが手加減しているのがわかります。体の大きさが随分と違うので、力ではどうしてもオードリーが不利。下手をすると怪我でもしてしまいそうなのですが、パウリが体重にまかせて踏んだり、足首などの細いところを力任せに噛んだりするようなことはありません。
オードリーが来て、パウリは兄ちゃん達に遊びをしかけなくなりました。「誰もボクと遊んでくれないよ」と寂しかったのではないかと思いますが、オードリーが力いっぱい遊んでくれるので、パウリにもちゃんと家族の位置ができました。
この組み合わせは、歳も近く、上下は見られません。
▲ページトップ
